この世界は美しい。
高画質版の撮影機器を手に向かった最初の地域は砂漠だ。
簡素な造形かつ古い世代に開拓された場所という背景から印象の違いに期待する。
目指すはオアシス。
砂丘ばかりの遠景の中で不自然に茂る木々の影。
頬を撫でる砂煙に混じり湿った風を感じる。
現地周辺は開けた砂地が広がり、砂竜との遭遇率が著しい。
炎天下を足早に進行するも景色の大半が地平線を占める為に移動感が希薄だ。
地図が無ければ蜃気楼かと疑うだろう。
現地に到着すると遠くからも観測できた木々が出迎える。
周辺は岩場に囲まれ、比較的大型モンスターは進入し難い。
ようやく休めそうだ。
周辺の木々が背高に成長する程、泉が長らく存続してきた事が解る。
にも関わらず草類が乏しいのは何故か。
砂漠に点在するオアシスには必然的に多くの動物が集まる。
特に雑食や草食は炎天下の砂面に留まる理由が無く、
そういった食性の動物によって食べ易い植物は繁栄し難く成るのだろう。
しかし食い過ぎだ。
狩人として頭数を調整してやらないとな。
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岩場の影に沸き出る泉、屯う草食動物。
水だけで生きる事は叶わず、長く留まるには草が乏し過ぎた。
続きは、また今度な。