この世界は美しい。


風の通り道に行き遭う場所は周辺と様子が異なってゆく事が多い。
例えば、花咲く丘の真横に凍て付く岩山が聳える様に。
 

以前、ポッケ村に立寄った際に地元の狩人が教えてくれた。
此の崖は元々絶壁だったが、先達が足場を築いてくれたそうだ。


登った先には氷窟がある。
 

内部は雪山の豪雪地帯まで繋がっており、
そこから吹き抜けてくる風が一面を凍て付かせていた。


雪解け水が洞窟内で氷結と解凍を繰り返したからか、
洞窟内部は所々が縦に抉れている。

 

其の一角は猿の住処だ。
少し御邪魔して洞窟内を撮影させて頂こう。



降りれば当然ながら縄張り荒らしと看做され強襲に合うも
此処は格の違いと云うものを教えt

 

と言うわけで、今回は洞窟内で存在感を顕にする氷柱の撮影だ。
平和が一番だな。

 

氷は内部に気泡が少ない程に青く見える。
洞窟の外で日中に解かされた僅かな水が時間を掛けながら
氷結と圧縮を繰り返して洞窟に競り出て来たのだろう。


然し水の流れる様を見る機会の多い自身には
まるで滝が氷り付いたかの如く思えてしまう。


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暗がりに漂う冷気に触れた雪解け水。
落ちる前に動きを止める。



続きは、また今度な。