この世界は美しい。
狩猟地の多くは活動を容易にする為にキャンプが設置してある。
例外は勿論ある。
メゼポルタから狩猟業を始めた者には出発の地となる密林。
私がポッケ村周辺で狩猟していた頃は奥地のキャンプが利用されていたが
今では舟の到着場所が拠点だ。
浜辺を見渡すと高低様々な断崖に囲まれている。
海食崖かと思いきや、どうやら周囲の滝の数からして浸食崖の様だ。
そもそも密林の水竜討伐依頼では概要に巨大湖の主と謳っていたな。
拠点から数分歩くと開けた浜辺に出た。
台地が幾重にも段差を成している。
巨大湖の水位は徐々に下降しているらしく
それに伴って堆積岩の硬い部分だけがプレート状に削り残されていく。
崖を繋ぐ足場として傾斜が多く残り
ベースキャンプの崖上までは自分の足で登る事が可能だ。
至る所から流れ出る瀑布のストライプ。
その狭間に掛かる虹の橋が綺麗だ。
稀に虹の向こうで山が動いたとかぬかす奴が酒場で錯乱しているが、
おや。
長い船旅で私も疲れているらしい。
拠点付近で撮影して休みに戻るとしよう。
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穏やかな湖面が砂を運び
幾年後には新たなテーブルを築く。
続きは、また今度な。