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この世界は美しい。
夜の雪山へ赴くと極光が日常的に観測できる。
その様は巨大なカーテンの様でもあり、空を奔る亀裂の様でもある。
これほど肉眼で視認できるのだから、恐らくは地軸が近いのだろう。
極光もといオーロラの光だが
あの空よりずっと遠くの場所から来た何かが大気と衝突する際に発光するもので、
この衝突時の高度により色が決まると聞いた事がある。
鮮やかな翡翠色。
一般的には地上100~150kmが緑、150~200kmが赤くなるそうだ。
確か高度気球が成層圏(至50km)程度迄しか飛べないから
観測所の爺さん達もオーロラには到底手が届かないと言う事だな。
まぁ、そんな事はどうでもいい。
歩を進めよう。
麓は高原が広がり、闊歩する動物達は耐寒に秀でた類が多い。
雪山のアプノトスと言えばポポの事だな。
同じ生肉でも脂の乗りが違う。
先程、美味しく焼かせて頂いた。
腹ごしらえをしてスタミナを補給してから山頂を目指す。
経路は絶壁を登るか洞窟を潜るかの二通りだが
景色を楽しむなら洞窟を突っ切ると良い。
昼間に溶けた雪が洞窟の至る所を氷柱で飾る。
洞窟を抜けると一面が白銀の世界となるが、此処でも動物の気配は絶えない。
雪山のケルビと言えばガウシカの事だな。
ケルビの角は調合素材として重宝されるが
ガウシカは武器の素材として利用されている。
丁度、来月あたりには乱獲されるだろう。
山頂まで後少しだが、道中には休憩地点のキャンプが
破壊されていたので、
寒さを凌ぐなら洞窟まで戻った方が良さそうだ。
今回の一枚は麓の景色。
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寒冷の夜空に揺らめく翡翠の帯。
雪山が贈る最初の想い出。
続きは、また今度な。